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静夏堂

個人的考えのまとめ。主に音楽や本や映画とかアートとかについて

『猿の惑星:新世紀』&『ジャージー・ボーイズ』映画感想〆バレ有り

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猿の惑星:新世紀』と『ジャージー・ボーイズ』を観ました。

どちらも、思ったほど面白く無かったです(自分にとっては!)。

以下、ネタバレ有りの感想。

 

猿の惑星:新世紀』

映画史に残る1968年の作品たる『猿の惑星』シリーズの、8作目だそうです。

シリーズ物の宿命ですが、もう当初の物語性コンセプト云々は関係なくなるんですよね。ゴジラしかりスター・ウォーズしかりガンダムしかり、銭稼げる限り作り「続けさせられる」。影響力が桁違いに高いものを生み出してしまった創り手は、歴史に名を刻むのと引き換えに、その呪いと言える重荷を背負って仕事していかなくてはならない。商業芸術の世界で生きる人間にとっては、これは避けられない宿命です。映像作家で言えば富野由悠季が代表例ですが、庵野秀明もしかりです。彼はエヴァを作る気なんてもうさらさら無いはずなのに、色んな意味で作らされている。師たる宮崎駿から認可もおりた『ナウシカ2』を早く作って欲しいところです。

 

さて、本作についてですが、例によって話はアメリカ映画特有のものです。つまり、いちいち深読みしなくて良いレベル。

で、映像はどうなのか。

訳あって3Dで観たのですが、全くもって映像美を感じられませんでした。むしろ、メガネを外して肉眼で観たほうが臨場感あったぐらい。

3Dについて加えて書きますと、3Dで観てよかったと思えた映画は昨年の『ゼロ・グラビティ』以外、自分は知りません。なんでアホみたいな値段設定と劇場によって違うメガネ(加えて自分はド近眼なので、コンタクト必須)をかけて、映画を観ないといけないのか。まあ、まだ出たての表現形態なのでこれからどう浸透発展してゆくのか分かりませんが、今の時点ではディズニーランド的なテーマパーク等で一時的に楽しめれば良くて、まだまだ旧来の映像(2次元的)で観たいな、というのが正直な所です。

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『ジャージー・ボーイズ』

1960年代に一世を風靡したグループ、フォー・シーズンズの伝記的ミュージカルを元にした映画です。伝記映画なのとイーストウッドが監督したという事で期待していました。が、残念ながらイマイチで途中あくびが何度か出てしまいました。エンディングの無理にミュージカル仕立てで占めるのも寒く感じたり…。

ただ、表現を生業とする者の呪いと祝福が、いい感じで描かれているなとは思いました。

フォー・シーズンズの楽曲中、最も有名であろう『CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(君の瞳に恋してる)』がどーせクライマックスで歌われるんだろうなぁ…と思っていたら、案の定。しかし、それでも胸にジワリと来てしまったのは、やはりこの楽曲のポップス性の高さゆえなんでしょうか。

ご存知の通りムチャクチャカバーされていて、日本では80年代にユーロビート調なのが流行りその後の日本人の耳を決定付けてしまった(俗にいう王道進行というコード進行が使われている為)と考えているので、この楽曲に対して個人的に複雑なのですが、やっぱり良い曲だなぁと素直に感じました。

余談になりますが、どちらも公開初めに観たので、シネマコンプレックスの一番大きなシアターで観ました。

普段自分は近場のイオンシネマ以外で新作映画を観ないのですが、『ジャージー・ボーイズ』は都合上、六本木ヒルズのTOHOシネマズで観ました。

「六本木まで行って映画観るかよ、しかもヒルズで。ッケ」とか思ってしまう自分なのですが、来日したスター連中が舞台挨拶等でよく使われるシアターは、やはり中々なものでした。設備は当然として、映画館特有のワクワク感がいつも以上にあったというか。

今まで行った映画館で印象的だったのは、109シネマズ木場や新宿バルト9あたりでしょうか。いずれ、日本最大のスクリーンがある成田HUMAXシネマズで観てみたいものです。『2001年宇宙の旅』あたりを!